今月のおススメ!純米酒頒布会

2015-9頒布会
《頒布会ならではの美味しさ》
近年、目覚ましく高品質化と個性化が進む日本酒は、
年齢層を問わず注目度が高まってきています。
それによって、従来のお馴染みの日本酒が
驚くほど高品質に変貌していたり、
まったく無名だった日本酒が急に脚光を浴びたりする現象が起きています。
このような現象は、日本酒に勢いがあるからこそといえるでしょう。

10月から12月までは瓶貯蔵の熟成酒(平成26酒造年度製)を、
1月から3月までは新酒(平成27酒造年度製)を生貯蔵でお届けいたします。
通常の定番酒にない興味深い酒質の純米酒、特別純米酒、または純米吟醸酒をお楽しみください。

魅力たっぷりの頒布会。
近年は早期完売となっておりますので、
ご予約はお早目に♪

 

1.8Lコース
~たっぷり飲めてお得です~ 
720mlコース
~気軽にお試しください~
頒布期間 2015年10月~2016年3月
(全6回)各月1.8L 2銘柄
価 格 5,400円×6回(税別)
締切日 9/26(土)
頒布期間 2015年10月~2016年3月
(全6回)各月720ml 2銘柄
価 格 2,700円×6回(税別)
締切日 9/26(土)

2015-9クロネコ宅配便でのお届けも可能です!

県内 400円
県内クール便 600円
(1.8lは6本、720mlは12本まで混載できます。)

※毎月発送・隔月発送・3ヶ月分発送などのご要望にもお応えします!
 

第1回 (10月)

信濃錦(純米吟醸)
| 長野県伊那市 |品質管理委員会では、吟醸酒部門で上位安定。
若い杜氏に代わり、酒質向上が著しい。
一ノ蔵(純米吟醸)
| 宮城県大崎市 |言わずと知れた東北地酒の雄。
純米吟醸の瓶貯蔵の頒布会専用商品で登場。
2015-9信濃錦7202015-9shinanonishiki1800 2015-9一ノ蔵7202015-9一ノ蔵1800
海から遠く、雪深い南信地方の酒は、本来濃醇辛口ですが、この頒布会のために、特別栽培の「美山錦」だけで造った純米吟醸酒は、香味のバランスを重視しました。 本場宮城県でも、作付が減少した「ササニシキ」を大吟醸規格の50%まで精米し、「きょうかい1801号酵母」と自社分離の酵母で頒布会専用に仕込みました。
原料米 特別栽培(減農薬)美山錦(長野県)
仕込水 中央アルプスの伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 15度
日本酒度 +2.6
酸 度 1.7
酵 母 きょうかい1401号
杜 氏 宮下 拓也/諏訪杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
熱酒充填⇒急冷⇒瓶貯蔵(13℃)
原料米 ササニシキ(宮城県)
仕込水 奥羽山系高寺山塊の伏流水
精米歩合 50%
アルコール分 15度
日本酒度 -2.0
酸度 1.3
酵母 きょうかい1801号
自社酵母
杜氏 門脇 豊彦/南部杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
瓶燗⇒急冷⇒瓶貯蔵(-5℃~5℃
2015-9信濃錦蔵 2015-9一ノ蔵 蔵
信濃錦 (資)宮島酒店

山岳県・長野の南部。南アルプスと中央アルプスの間を急流・天竜川が流れます。その川沿いでは、伊那谷と呼ばれます。冷涼で豊かな自然の中、馬肉、イナゴやザザムシ、ハチノコなど、独特な食文化が育まれました。昭和42年、先代蔵元は、全国で初めて防腐剤無添加の日本酒を発売し、その特許を公開しました。近年、若手の蔵人を杜氏に指名し、急速に品質を向上させています。特に純米吟醸は高い評価を受けています。


一ノ蔵 (株)一ノ蔵

現在の日本酒市場で、品質的にもっとも粒揃いの県のひとつが宮城県です。その宮城県を代表する蔵元が「一ノ蔵」です。昭和48年に4つの蔵元が企業合同して、「品質日本一」を目指して「一ノ蔵」を立ち上げました。昭和51年、二級酒なのに品質は特級酒以上の「無鑑査本醸造辛口」を発売し〈地酒=特定名称酒(吟醸酒・純米酒・本醸造酒など)〉という現在の流れをつくり、酒類における級別制度撤廃のきっかけとなりました。

第2回 (11月)
 


華鳩(特別純米)
| 広島県呉市 |季節商品では年々注目度がアップ。
吟醸タイプの特別純米酒を瓶燗、瓶貯蔵で。
男山(生もと純米)
| 北海道旭川市 |ご存知大定番「生もと純米」の瓶貯蔵
バージョンはもちろん頒布会限定品。
2015-9華鳩7202015-9華鳩1800 2015-9男山7202015-9男山1800
貴醸酒で有名な「華鳩」は、吟醸造りでも実力のある蔵元。このお酒は、吟醸用の「熊本酵母」を使い、吟醸酒に準じる仕込みをしました。特有の上品な香りが魅力です。 北国らしいシャープな辛口の酒造りを継承する「男山」が、定番の「生もと純米酒」を1回火入れの瓶貯蔵でお届け。ひと味もふた味も違う味わいにご期待ください。
原料米 こいもみじ(広島県
八反錦(広島県)
仕込水 倉橋島古観音山山系の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 15度
日本酒度 +1.0
酸 度 1.5
酵 母 熊本酵母
杜 氏 藤田 忠/広島杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
瓶燗⇒急冷⇒瓶貯蔵(蔵内冷暗所にて常温)
原料米 吟ぎんが(岩手県)
美山錦(秋田県)
五百万石(新潟県・富山県)
仕込水 大雪山系の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 15度
日本酒度 -1.5
酸 度 1.8
酵 母 きょうかい701号
杜 氏 北村 秀文/南部杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
生貯蔵(-5℃)⇒瓶燗⇒急冷
2015-9華鳩 蔵 2015-9男山蔵
華鳩 榎酒造(株)

穏やかな瀬戸内海に臨む港町・広島県呉市。かつて、海軍の一大本拠地であった呉港に浮かぶ倉橋島にある蔵元。倉橋島と本土との間の海峡「音戸の瀬戸」は、瀬戸内海航路を重視した平清盛が船の往来ができるように掘削したといいます。「音戸の瀬戸」のおかげで、船は倉橋島を大きく迂回しなくてすむようになりました。そこから1キロメートル弱。民家に囲まれた中に「華鳩」の蔵元があります。


男山 男山(株)

北海道のど真ん中。大雪山(2291m)の北西に広がる上川盆地の中心地が旭川市。旭川周辺は大雪山から流れ出る石狩川水系の河川が縦横に流れ、北海道屈指の米どころを形成しています。北海道開拓が本格化した明治時代中期、接収伊丹(現在の兵庫県伊丹市)の銘酒として名高かった「男山」の名跡を正式に受け継ぎ、現在にいたっています。

 

第3回 (12月)
 


飛良泉(山廃純米)
| 秋田県にかほ市 |人気の「山廃純米 マル飛 No.12」を
瓶貯蔵にて熟成させた頒布会オリジナル。
御前酒(特別純米)
| 岡山県真庭市 |今や入手困難といわれる「雄町」100%の
特別純米酒を瓶貯蔵でじっくり熟成。
2015-9飛良泉7202015-9飛良泉1800 2015-9御前酒7202015-9御前酒1800
山廃もとで知られる「飛良泉」で、近年注目されているのが山廃純米酒「マル飛」シリーズ。なかでも最も人気の「秋田酒酵母No.12」を瓶貯蔵で熟成させました。 幕末から絶えることなく栽培されてきた唯一のお米が「雄町」。近年、ますます人気が高まり、不足しています。そんな貴重な酒米で醸した味わい豊かなお酒です。
原料米 美山錦(秋田県)
仕込水 鳥海山の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 16度
日本酒度 +1.0
酸 度 2.2
酵 母 秋田酒酵母No.12
杜 氏 遠田嘉人/山内杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
熱酒充填⇒急冷⇒瓶貯蔵(5℃)
原料米 雄町(岡山県)
仕込水 旭川の伏流水
精米歩合 65%
アルコール分 15度
日本酒度 +6.0
酸 度 1.4
酵 母 きょうかい9号
杜 氏 辻 麻衣子/備中杜氏
備 考 H26BY 瓶貯蔵熟成酒
熱酒充填⇒瓶貯蔵(常温)
2015-9飛良泉蔵 2015-9御前酒蔵
飛良泉 (株)飛良泉本舗

現存する蔵元としては、国内屈指の歴史を持つといわれる「飛良泉」。その創業は、戦国時代直前の長享年間(室町時代)にまで遡ります。泉州堺(現在の大阪府堺市)の廻船問屋から分家し、秋田に根を下ろして530年余り。当時堺の酒は、「堺酒」として人気でした。本家からの支援を受け、堺流の酒造りを始めました。以来、出身地の名を取り和泉屋市兵衛を名乗り、領主・仁賀保氏の御用も務めました。


御前酒 (株)辻本店

岡山県の北西部。真庭市勝山は、旧・出雲街道の宿場町。三浦氏2万3千石の城下町としても栄えました。岡山県最大の川・旭川が流れ、タタラ製鉄による鉄を下流の瀬戸内海へと送る集積地でした。蔵元は真嶋屋という呉服屋でしたが、タタラ製鉄に使う炭も扱い、炭屋彌兵衛を名乗りました。やがて造り酒屋を始め、炭屋の酒は、藩主・三浦氏の御用酒となったことから、現在の酒名となりました。

第4回 (1月)
 

鳳陽(特別純米)
| 宮城県冨谷町 |全国的に市販酒のレベルが高い宮城県の特別純米酒。上槽後はサーマルタンクで調熟。
天覧山(特別純米)
| 埼玉県飯能市 |近年レベルが高まっている埼玉の酒。室町時代の麹菌で醸した吟醸タイプの特別純米。
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約150年を経た酒蔵で、今では珍しい和釜で原料米を蒸し、小型の仕込みタンクで醸すスタイルを守り続けています。ソフトでふくらみのある新酒をお届けします。 室町時代から続く種麹の老舗が創業時の麹菌を復活させた「黒判古流吟醸もやし」を使い、香り高い「埼玉G酵母」と上品な「きょうかい1001号酵母」で醸します。
原料米 まなむすめ(宮城県)
仕込水 陸前丘陵の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 15度
日本酒度 +1.0
酸 度 1.5
酵 母 きょうかい901号
杜 氏 瀬川 博忠/南部杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
生貯蔵(-5℃)⇒瓶燗⇒急冷
*分析値は予定値です
原料米 彩のみのり(埼玉県)
五百万石(新潟県)
仕込水 入間川の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 16度
日本酒度 +3.0
酸 度 1.6
酵 母 埼玉G酵母
きょうかい1001号
杜 氏 小林 清司/南部杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
生貯蔵(2℃)⇒熱酒充填
*分析値は予定値です
2015-9houyou蔵 2015-9tenranzan蔵
鳳陽 (資)内ヶ崎酒造店

北日本最大の都市・仙台市の北に隣接する冨谷町は、かつて奥州街道の富谷宿で栄えた宿場町。江戸時代初期の元和4年(1618)、奥州街道の吉岡宿と七北田宿を結ぶ新道をつくるにあたり、仙台藩主、独眼竜・伊達政宗公から、街道沿いとなる富谷に宿場を設けるよう命じられたのが、内ヶ崎筑後氏(後に織部と改名)。やがて寛文元年(1661)、二代目の作右衛門氏が、酒造業を始めました。以来350余年、宮城県最古の蔵元といわれます。

天覧山 五十嵐酒造(株)

埼玉県飯能市は、アニメ映画「となりのトトロ」の舞台といわれる狭山丘陵に連なり、面積の70%が林野という緑豊かな街。古くから林業が盛んで、「武蔵木曽」とも呼ばれました。東京湾に注ぐ荒川の支流・入間川が成木川と合流する北岸に「天覧山」はあります。明治30年(1897)、新潟県の旧・中頸城郡出身杜氏であった初代・五十嵐久蔵氏が独立して創業。飯能市街を見下ろす天覧山(197m)に因んで酒名としました。

第5回 (2月)
 

小鼓(純米酒)
| 兵庫県丹波市 |蔵元と縁の深い「小川酵母」(きょうかい10号)で醸した市販酒にない純米酒。
榮川(純米酒)
| 福島県磐梯町 |日本名水百選選定の名水で、会津磐梯山麓の厳しい寒さで醸した純米酒。
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大吟醸規格の精米歩合の麹米を使用して、蔵元と縁深い小川明利酵母で醸しました。品のいいバナナの様な香りと、すっきりした味わいをお楽しみいただきます。 山深い会津産の原料米、日本名水百選「会津磐梯山西麓の湧水」と同じ水系の仕込水、福島県開発の酵母で醸した新酒をお届けします。清らかな水のような味わいです。


原料米 酒造用加工米(兵庫県)
兵庫北錦(兵庫県)
仕込水 竹田川の伏流水
精米歩合 70%・50%
アルコール分 15度
日本酒度 +4.0
酸 度 1.6
酵 母 小川明利酵母(きょうかい10号)
杜 氏 八島 公玲/丹波杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
生貯蔵(常温)⇒熱酒充填
*分析値は予定値です
原料米 チヨニシキ(福島県会津)
仕込水 磐梯西山麓の湧水群
精米歩合 65%
アルコール分 15度
日本酒度 +1~+2
酸 度 1.3~1.4
酵 母 うつくしま夢酵母
杜 氏 塚田 洋一/南部杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
瓶燗⇒瓶貯蔵(15℃)
*分析値は予定値です
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小鼓 (株)西山酒造場

丹波市は、兵庫県の東部。日本海と瀬戸内海のほぼ中間地点に位置し、交通の要衝でした。江戸末期の嘉永2年(1849)、初代・西山清介氏によって創業。酒名を「国の礎」としました。3代目・亮三氏は、俳人・高浜虚子の門弟で、泊雲と号していましたが、知人の連帯保証で家業が傾きました。大正3年(1914)激励に訪れた虚子と、建築家で能楽研究者・山崎楽堂の助言で、酒名を「小鼓」に改めました。


榮川 榮川酒造(株)

福島県の蔵元は、中世の豪族の家系が多いといいます。「榮川」の蔵元もそのひとつ。二本松市にあった宮森城の主・大内氏の流れを汲み、その子孫が会津の酒造業を営み、その分家のひとつが榮川酒造。酒名「榮川」は、古代中国の歴史書「史記」に記された「穎川(えいせん)」に由来。「許由(きょゆう)が天下を譲りたいと皇帝に言われ、聞きたくもない話で耳が汚れたと穎川の水で耳を洗った」という故事から清らかな酒の意味です。

第6回 (3月)
 

若竹(特別純米)
| 静岡県島田市 |昨年から特定名称酒はすべて瓶貯蔵にした蔵元が、新酒を頒布会ために限定出荷。
賀茂泉(純米酒)
| 広島県東広島市 |純米造り50年を記念して、昭和40年当時の純米酒を若手杜氏が頒布会のために再現
2015-9wakatake7202015-9wakatake1800 2015-9kamoizumi7202015-9kamoizumi1800
地元産の酒米「五百万石」だけを使い、静岡酵母で醸します。かつて全国新酒鑑評会を席巻した静岡の酒らしい、気品漂う香りと、流れの良い味わいの新酒です。 今年で純米造り50年を迎える蔵元が、この頒布会のために、「無添加本仕込 賀茂泉」として初めて純米酒を発売した当時の製法で、若手杜氏が醸す新酒です。
原料米 五百万石(静岡県)
仕込水 大井川の伏流水
精米歩合 60%
アルコール分 16度
日本酒度 +1~+3
酸 度 1.2~1.4
酵 母 静岡酵母NEW-5
杜 氏 日比野 哲/南部杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
熱酒充填⇒急冷⇒瓶貯蔵(5℃)
*分析値は予定値です
原料米 中生新千本(広島県)
仕込水 賀茂山系龍王山の伏流水
精米歩合 70%
アルコール分 15度
日本酒度 +2.0
酸 度 1.8/td>
酵 母 きょうかい7号系
杜 氏 新谷 寿之/広島杜氏
備 考 H27BY 生貯蔵新酒
生貯蔵(常温)⇒熱酒充填⇒急冷
*分析値は予定値です
2015-9wakatake蔵 2015-9kamoizumi蔵
若竹 (株)大村屋酒造場

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と唄われた大井川は、南アルプスを発して駿河湾に注ぎます。江戸時代、橋がなく、大雨が降れば川留めが続きました。幹線道路・東海道が遮断されると、足止めされた旅人で河畔の宿場は大変に繁盛しました。その東側の宿場町が「若竹」の故郷・島田宿です。往時の賑わいは、日本髪の「島田髷」や和服の帯で有名な「島田帯」などにも偲ぶことができます。


賀茂泉 賀茂泉酒造(株)

赤レンガの煙突と白壁の酒蔵が連なる広島県東広島市西条地区。明治時代、山陽道の宿場で賑わっていた西条は、鉄道の開通による旅人の減少に危機を感じた蔵元たちが、品質向上に務めた結果、中国地方以西で最大の酒どころとなりました。酒蔵通りの東端にある「賀茂泉」の蔵元は、全国に先駆けて昭和40年(1965)から純米酒の製造を始めた、戦後の純米酒造りの草分けです。近年、その酒質がさらに進化して注目されています。